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(仮)子育てと物欲 from California

塩な夫と可愛いむすめ2人とベイエリアで過ごす毎日の記録

2312年末旅-day6/the CHINATI foundation

DAY6

旅も半分が過ぎました。

朝ホテルを出てコーヒーを買いに。

 

BIG SANDY COFFEE

 

数少ないマーファ旅行記を色々参考にさせていただいたものの、閉業してしまってるお店もちらほらあって。コロナ禍前と後で結構お店が入れ替わってしまったのかもしれない。

所謂コーヒーショップはここともうひとつしか無さそうで、(もう片方は翌日寄った)どちらも溢れんばかりの人だった。

 

 

前に並んでたお兄さんがお洒落だなーとぼーっと見てたら、ロエベのデニムシャツだった。思わず写真を撮って夫に見せたら夫はこのシャツが欲しくて堪らなくなってしまったみたい。今季のものではなさそうだから、ゆっくり探すとな。

 

 

コルタード。

 

コーヒーを飲んでスッキリした後は、念願のチナティファンデーションへ🖼

 

 

アメリカ人アーティストドナルド・ジャッドさんが陸軍基地の跡地を買い取って設立した大型のインスタレーションが展示された美術館。基本は恒久展示の作品で、その殆どはガイド付きのツアーに参加しないと見られない。しかもツアーは午前と午後の部に分かれていて、両方参加してやっと全ての作品を見られる構成になっている。しかし7歳&4歳の子供を連れて片方だけでも数時間かかる(そして全て英語涙)ツアーへの参加は100%無理なので、オープンビューイングを予約して行ってきた。子供はフリー、大人は1人15ドル。

駐車場のすぐ横にインフォメーションセンターがあって、そこで説明を受ける。

屋外はいくら写真を撮ってもOKだけど、館内は写真NGだそう。

昔はBTSのRMさんが撮影してた様な気がするから、もしかしたらセルフィー目当てのお客さん対策で撮影不可になったのかもしれないね。それにしてもRMさん、感度が高いな。

 

 

 

まずはこれを見ないと始まらないぞ、ということで、無題なのでオープンビューイングのインストラクションに書いてあった言葉を借りて100 untitled works in mill aluminumの展示されている倉庫?から。館内に入ると鞄は入り口の前に置いて手ぶらで鑑賞する様指示される。これまた防犯上ちょっと怖い。。。

 

アルミニウムで出来た直方体が100個、2つの小屋に規則的に並べられている。

全て全く同じ大きさと素材で、中が仕切られていたり、上が凹んでいたり斜め半分に区切られていたり少しずつ様子が違う。大きい窓から降り注ぐ太陽光と外の景色が反射して、私達が視線の位置を変えると色々な表情を見せてくれる。

私が素直に鑑賞していると夫が「配置が歪じゃない?微妙にまっすぐじゃなくてズレてる。」と言い出して、「マナーの悪い客が押してずらしたんだよ。それで触るの禁止になったんでしょうよ。」とか的外れな返事をしたんだけど、かなり昔の建物だから作品の展示用に手は加えられているとはいえ温度調節は出来なくて、暑さで位置がずれてしまったものがあるんだとか。夫は本も読まないし芸術も興味がないけど、こういう私の夫って凄いなと思う時がたまにあるから、この人と結婚して良かったと思う。

ここは10時から13時までしか入れないそうで、午前中に予約していてセーフだった。

 

 

周りの風景は、こんな感じで荒野です。

 

 

インフォメーションセンターから見て倉庫の左側に、ジャッドさんの今度はコンクリートのアートワーク。右側に小さな小屋がいくつかあってそこにはエキシビジョン。

 

 

北から南へ15つのコンクリートボックス。

 

 

冬だったから気持ちよく過ごせたけど、これが夏だったら地獄の鑑賞ツアーだろうな。

街の方にもジョン・チェンバレンの作品が展示されている建物があるのだけど、姫達はとっくのとうに飽きてしまってた(多分夫も)のでこれにて私のチナティ体験は終了。

 

辺鄙な場所とはいえ、これだけの敷地と作品を維持するのは大変だろう。

会員にはなれないけれど、少しでも貢献できればとポストカードとチナティキャップを買ってミュージアムに別れを告げました。

 


ドナルド・ジャッドの著作も買おうかな。